【基本情報】
Greedy Cat(仮題「よくばりネコ」)シリーズ
ジョイ・カウリー (Joy Cowley)文/ロビン・ベルトン(Robyn Belton)絵
【シリーズ概要】
1980年に出版された16ページの学習教材 "Greedy Cat" が本シリーズ1作目。以後 "Greedy Cat's Breakfast"、"Greedy Cat's Door" など数作品が、やはり学習教材として発表され、人気を博した。一般向けには、2004年以降3作品が出版されている。食いしんぼうでしたたかな「よくばりネコ」と、飼い主の女の子ケイティを主人公にした、ユーモラスでほのぼのとしたシリーズ。舞台化もされ、2015年3月から4月にかけて、オークランドの劇場で上演された。
【市販されている3作の概要】
Greedy Cat and the School Pet Show(仮題『よくばりネコとペットコンテスト』)
Scholastic NZ 2004, ISBN: 9781869436476 40ページ(本文29ページ)
ペットコンテストに行ったよくばりネコ。コンテストには全く興味がなくてぶすっとしていましたが、屋台で売られていたソーセージに大興奮。ひったくって、走って逃げて、むしゃむしゃむしゃ!
Greedy Cat and the Sneeze(仮題『よくばりネコは かぜひきさん』)
Scholastic NZ 2006, ISBN: 9781869436889 40ページ(本文27ページ)
☆2007年ラッセル・クラーク賞(画家対象)候補作品
よくばりネコは、グスグス、ゼーゼー。風邪をひいたようです。ケイティは、力をつけてあげたくて、食べ物をたくさんやりました。よくばりネコは大喜びで、むしゃむしゃむしゃ。でも、そのあと動けなくなって……。
Greedy Cat and the Goldfish(仮題『よくばりネコと あかい きんぎょ』)
Scholastic NZ 2009, ISBN: 978186943689640ページ(本文29ページ)
おばあちゃんの旅行中、ケイティの家で金魚をあずかることになりました。ケイティは、よくばりネコも金魚と仲良くしてくれるだろうと思いましたが……とんでもない!
*3作とも試訳(全訳)あります
【作者紹介】
ジョイ・カウリー/文
★ニュージーランドを代表する児童文学作家
★2016年国際アンデルセン賞作家賞候補者
ロビン・ベルトン/絵
1947年ニュージーランド北島生まれのイラストレーター、絵本作家。ニュージーランドの児童図書賞絵本部門で受賞歴多数。邦訳された絵本に『大砲のなかのアヒル』(ジョイ・カウリー文)、『なんでもできる日』(ジェニファ・ベック文)がある。