ニュージーランドの本

児童文学を中心に、ニュージーランドの本(ときどきオーストラリアも)をご紹介します。

★ようこそ!

 ご訪問ありがとうございます。
 このブログでは、私がこれまでに読み、レジュメや試訳を作成したニュージーランドの本を紹介しています。邦訳出版につなげたいと思い、公開することにしました。ほとんどが児童書ですが、大人向け作品も含みます。多くは、これまでに出版社に紹介したことがあるものです。ブログにアップする際に見直して、修正を加えました。読み物の【あらすじ】については、途中で切ってありますのでご了承ください。
 当ブログで紹介している作品の邦訳出版をご検討いただける場合は、レジュメ(あらすじ全文を含む)、試訳などの資料を送付いたしますので、ご連絡ください。ページ右下にある黄色い縦長の「お問い合わせ」ボタンをクリックすると、問い合わせフォームが開きます。私の連絡先をご存知の方は、電話やメールでももちろんかまいません。
 いずれは、既に邦訳されている本のレビューや作家情報もアップしたいと思っています。ニュージーランド文学の普及につながれば何よりです。どうぞよろしくお願いいたします。
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(この記事は、常にトップに表示されるよう、未来の日付で公開しています)

★Sitting on the Fence(仮題『フェンスの上で ラグビーと人種差別をめぐる対立』)

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【基本情報】
書名:My Story シリーズ
  "Sitting on the Fence –The Diary of Martin Daly, Christchurch 1981-"
  (仮題『フェンスの上で ラグビーと人種差別をめぐる対立』)
*2008年ニュージーランド・ポスト児童書及びYA小説賞 児童読み物部門候補作品
著者:ビル・ナーグルカーク(Bill Nagelkerke)
出版社:Scholastic New Zealand
出版年:2007年
ページ数:本文191ページ
ISBN:9781869437480
対象年齢:中学生以上
*本文の試訳(部分訳)と、巻末の解説の試訳あります

【概要】
 事実に基づいたフィクション。クライストチャーチに住む13歳の少年マーティンが、1981年1月から9月まで書いた日記という形式で語られる。
 南アフリカ共和国ラグビーチームの遠征を控えたニュージーランドでは、試合を楽しみに待つラグビーファンと、アパルトヘイト政策に異議を唱える人々が対立していた。家族の中でも意見が分かれ、戸惑うマーティンだが、次第に自分の意志をはっきりさせていく。

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★Diary of a Frog(仮題『ムカシガエルの日記』)

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【基本情報】
書名:Diary of a Frog(仮題『ムカシガエルの日記』)
作者:Sally Sutton(サリー・サットン)/文
   Dave Gunson(デイヴ・ガンソン)/絵
出版社:Scholastic New Zealand
出版年月:2013年6月
ISBN:978-1775431527
ページ数:60ページ(作者前書き1ページ/本文51ページ/ムカシガエルの解説1ページ)
読者対象:小学校低学年、中学年
*試訳(部分訳)あります

【概要】
『プケコの日記』のサリー・サットンによる、ニュージーランドの生きものの日記シリーズ(全4作)の3作目にあたる。日記の書き手は、ムカシガエルの女の子。人里離れた水辺にすみ、ムカシガエルの学校に通う毎日。「カエルの王子さま」の劇でお姫さま役をねらっていたのに、オーディションで落とされてショックを受ける。ところが豪雨のあと、お姫さま役の女子が行方不明に……! すったもんだの末、急きょ舞台に立つことになったムカシガエルの女の子。さて、お芝居はどうなる?

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★Nobody's Dog(仮題『わすれられない犬』)

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【基本情報】
書名:Nobody's Dog(仮題『わすれられない犬』)
    *2006年ニュージーランド・ポスト児童図書賞子どもたちが選んだ本賞受賞作品
    *2006年ラッセル・クラーク賞候補作品
作者:ジェニファー・ベック (Jennifer Beck) 文
   リンディー・フィシャー (Lindy Fisher) 絵
出版元:Scholastic New Zealand
発行年:2005年
ページ数:32ページ
サイズ:27 x 22 cm
ISBN:978-1869436681(ハードカバー)
対象年齢:5歳ぐらいから
*試訳(全訳)あります

【あらすじ】※結末にふれています
 おじいちゃんの家に遊びにきた男の子サムが、壁にかかった犬の絵をうっとりながめていると、絵の作者であるおじいちゃんが、その犬との思い出を話してくれました。

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★Fly Pie(仮題『しあわせのハエバーグ』)

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【基本情報】
書名:Fly Pie(仮題『しあわせのハエバーグ』)
作者:ジョイ・カウリー (Joy Cowley)/文
   フィリップ・ウェッブ (Philip Webb)/絵
出版元:Scholastic New Zealand
発行日: 2010年2月
ページ数:32ページ(本文29ページ)
寸法:21.5×26.5 cm(ソフトカバー)
ISBN:978-1869439248
対象年齢:4歳ぐらいから
*試訳(全訳)あります

【あらすじ・感想・評価】
 あるところに、いっぴきのカエルがいました。スイレンの花がさく池で、おいしいハエを食べながらのんびりくらしていましたが、ほんとうは、人間の王子さまなのです。いつの日か、おひめさまにキスしてもらって、王子さまにもどるつもりでした。ある日、かわいいカエルの女の子に告白されたカエルは、わけを話してそれをことわり、いよいよかくごを決めました。池でのくらしにわかれを告げて、お城にのりこみ、おひめさまにキスをもとめます。ところが、おひめさまは、ぎゃーとさけんで、カエルをゆかに投げつけました――。
 グリム童話の「カエルの王さま」をモチーフにしたお話。王子さまにもどるつもりだったカエルが目の前の幸せに気づく様子を、ユーモアたっぷりに描いている。リズムのよい語りとやわらかなタッチの水彩画が、とぼけた感じをかもしだすゆかいな絵本。

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